中野区は、区立小・中学校に在籍する児童生徒と保護者を対象にしたスクールソーシャルワーカー(SSW)の取組を紹介している。SSWは、学校生活や家庭環境など子どもを取り巻く課題について、福祉の視点から支援する専門職である。

中野区立教育センターにはチーフSSW1名とSSW9名の計10名が在籍し、区内を北部・中部・南部の3エリアに分けて、それぞれ3名ずつを担当配置している。SSWはすべて社会福祉士や精神保健福祉士等の国家資格を持つ専門職で、学校・家庭・関係機関をつなぐ調整役として、早期支援や予防的支援を重視している。

区によると、令和7年度の新規派遣要請は年間113件で、内訳は小学校73件、中学校40件だった。相談内容は不登校に限らず、家庭環境、心身の健康、発達に関する相談など多岐にわたる。受理ケースのおよそ6割では、SSWが何らかの関係機関と直接連携しており、学校だけでは対応が難しい課題を抱える子どもや保護者を支援につなげている。

利用を希望する場合は、在籍校の先生に伝える。担任だけでなく、養護教諭や副校長など、話しやすい先生への相談でよいとしている。相談できる日時は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分までで、この時間内が難しい場合は可能な限り調整する。相談場所は学校、家庭、教育センターなど柔軟に対応する。